スペイン アルメリマールから東、カボデガタ、サンホセへ 10月17日
2010年 10月 17日
10月16日、アルメリマール最後の晩ということで、大変お世話になったマリーナの日本人スタッフHさんをハーモニーに呼んで、日本食づくしで、フェアウェルパーティー。パキも来てくれた。
翌、10月17日朝、燃料(軽油)を給油し、9月18日以来、ほぼ1ヶ月滞在したアルメリマール マリーナを出港。Hさんが見送ってくれる。東の景勝地カボデガタ(Cabo de Gata)とその先の小さな港サンホセ(San Jose)を目指す。
マリーナ事務所の前で Hさんと
ジブラルタルに11月3日入港予定は決めてあるが、それまでは、距離的、時間的にかなり余裕があり、結果としてアルメリマールに長く滞在し、まだ余裕があるので、若干東へ戻ることになるが、いいところだと勧められたカボデガタ、サンホセ方面へ行ってみることにした。
スペインの地中海側沿岸は、フランスの国境からジブラルタルまで、海岸線を5つに分け、コスタ何々という海岸の名前がつけられている。その中でも有名なのが、コスタ デル ソル(太陽の海岸)。ジブラルタルはイギリス領なので入らないが、そこからカボデガタまでが、コスタ デル ソル。カボデガタから、アリカンテの北あたりまでが、コスタ ブランカ(白い海岸)と呼ぶそうだ。
出港し、進路を東へとると、陸地は例のビニールハウス(農地)で真っ白なところが多い。微風のため機走。やがて左手に、先日、すさまじいヨットレース、「エクストリーム セーリング シリーズ」を開催していたアルメリアの町が見えてくる。南よりの風が若干吹いてきたので、ジブセールを上げると、1ノットほど艇速が増した。
カボデガタはアルメリア湾の東に位置する岩山が連なる岬で、それまで遠くにシェラネバダの山地をひかえているものの、海岸沿いは白く農地が広がる平野であったが、カボデガタが近づくと海岸線は岩山に変わる。岩山の山肌の一部が真っ白な奇岩もあった。カボデガタの東側に来ると、所々で白い岩が目立つ。表層の岩や土が除かれると、その下は真っ白な岩のようだ。だからカボデガタの東側はコスタブランカ(白い海岸)と言われるのかもしれない。
カボデガタ 岬の岩山に真っ白な大きな岩が混じる
ここから先は白い岩がチラホラ
岬を過ぎ、適当なアンカレッジを探す。入港できるヨット14m以下という小さなサンホセの港には入らず、その先の、イグエラ(Higuera)という小さな湾の、水深6mあたりに錨をおろす。この湾に面して白壁のきれいな別荘がいくつかあり、住人もいるようだ。湾といっても南に大きく口を開けた湾なので、波は若干あるが一晩ここで過ごすことにする。
イグエラの湾 海水はきれいで、別荘が数件ある小さな湾